米子鉱山跡地の大草原
かつて硫黄鉱山があったこの台地には1500名が住む町が存在しました。今は解放感溢れる緑豊かな大草原となっています。不動滝、権現滝を一望することができ、断崖絶壁の背後には信仰の対象であった根子岳、四阿山の山体が眺められます。
長野県と群馬県の県境に跨る四阿山のカルデラの断崖を流れ落ちる米子大瀑布(不動滝・権現滝)は、古くから不動信仰、山岳信仰の聖地として知られています。現在は国立公園特別地域、日本の滝百選であり、2016年に周辺の滝を合わせた「米子瀑布群」は国指定名勝に選ばれました。
第2回山の洲(やまのくに)ビジュアルアワード
総合部門優秀賞受賞作品
木もれ日の中、美しい渓谷に沿ってつづら折りの山道を登ると、
静寂の中から地鳴りのような滝の音が聞こえてくる。
さらに進むと木々の隙間から…
四阿山信仰の禊の場であり、滝そのものもご神体として崇められています。
不動滝は不動明王そのもの。権現滝はかつて「千手滝」とも呼ばれ、人々に救済を与える神の姿と言われています。
二つの滝はその姿から不動滝は「白龍の瀧」、権現滝は「黒龍の瀧」、あわせて「双龍の瀧」と呼ばれることもあります。
落差 82m
水量が多く轟音とともに
豪快で直線的に滝壺へ落ちる滝。
落差 89m
シルクの布を幾重にも落としたような霧状の滝。
古くから修験者の「みそぎの場」として知られる。
かつて硫黄鉱山があったこの台地には1500名が住む町が存在しました。今は解放感溢れる緑豊かな大草原となっています。不動滝、権現滝を一望することができ、断崖絶壁の背後には信仰の対象であった根子岳、四阿山の山体が眺められます。
滝の間に建立されている米子不動尊開山地奥之院本堂は、日本三大不動尊の一つに数えられ、発祥は白山信仰の泰澄大師一番弟子・浄定(きよさだ)により開山され、後に滝の縁により熊野信仰などの影響をうけ山岳修験道の霊場として栄えてきました。戦国時代には上杉謙信公の念持仏の不動明王を本尊として祀り、現在は本坊米子瀧山不動寺は滝より12キロ里にあり、米子不動尊の行事の全てを執り行っており、全国より善男善女の参詣で賑わいをみせています。
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